2021/06/08 09:30


こんにちは。
「森のジビエ for PET」店長の道上です。

前回、「ボディコンディションスコア」という、見た目と触って体型を判断する方法をお伝えしました。

今日は、犬に必要なカロリー計算をする方法をお伝えします。毎回使わなくても、知っておくほうがご飯の量を決めるとき
役に立つので、ご自宅のワンちゃんで計算してみてくださいね。

まずは、安静時エネルギー要求量(RER)というのを調べます。下の表からワンちゃんの体重の欄を見てください。

この安静時エネルギー要求量というのは、「健常な動物が、気温は中程度の環境で休んでいるが絶食はしていない状態でのエネルギー要求量」と定義されます。この安静時エネルギー要求量に、成長段階や活動具合に応じた係数をかけます。その係数は大まかに以下です。

つまり、体重6㎏の生後5ヵ月の犬の場合、1日に必要なカロリー量は、
234×2.0=536kcal ということになります。

(体重6㎏で生後5ヵ月とは、森のジビエforPET看板犬のししまるくんのこと。成長期まっさかり。)


そして、ペットフードの裏側には100gあたりのカロリー量が書いてありますので、それを基に1日の給餌量が決まってくるというわけです。

鹿肉(赤身の生肉)であれば、100gあたりの栄養成分は以下です。(出典:日本食品標準成分表2020年版 八訂)


前述のししまる君が鹿肉だけを食べるのであれば、1日に450gぐらい食べないといけない計算になります。鹿肉だけというのはたまにはいいですけど、あまり現実的ではないですね。

そこでドライフードと併用する場合、摂取カロリーの2割ぐらいをお肉に置き換えることをお勧めしてます。ししまる君の場合だと、536×0.2=107kcal つまり、90グラムぐらいのお肉を1日にトッピングしてあげるという具合です。残り、536-107=429kcalをドライフードでまかなうということです。

ドライフードの裏を見ると、100グラム当たりのカロリーが書いてあります。大体、「代謝エネルギー ●●kcal /100g」とあります。


この場合だと、100gで378kcalのフードなので、429kcalをまかなうには113gのドライフードということになります。これを1日であげるということです。

つまり、生後5ヵ月、体重6㎏のししまる君がドライフードに鹿肉をトッピングする場合は、1日113グラムのドライフードに鹿肉90グラムをトッピングということです。これを1日2~3回にわけてあげます。トッピングというには量が多いように思いますが、生肉の場合70%が水分なので、見た目のかさよりカロリーが少ないんです。ましてや鹿肉なので。

このカロリー計算をするときに、ひとつだけ注意しないといけない点があります。

それは、計算するとき現在の体重が理想体重かどうかという点です。理想よりも太っているのに、その体重で計算してしまうとカロリーオーバーな給餌量が導かれてしまいます。

ですので、ひとまず計算で出てきた量でごはんをあげてみて、太ってくるようなら減らす、やせてくるようなら増やしてください。大事なのは漫然とごはんをあげるのではなくて、愛犬の状態をよく観察してあげることですよ。